米紙が報じたダル争奪戦の“裏側” ブルワーズの関心度は「誇張されてた」?

「ダルビッシュにオファーを出したことはなかったと示唆しているのだろうか?」

 決して資金が潤沢ではないブルワーズがダルビッシュに大金を投じようとしていたというニュースは事実ではないというのだ。記事によると、デービッド・スターンズGMは断固として報道を認めなかったという。これは同GMのいつものやり方だとしつつ、メールでの取材には「それに関してはあまりコメントがない」と答えた事実も紹介している。その上で「ダルビッシュにオファーを出したことはなかったと示唆しているのだろうか? 考えれば考えるほど、私はそう思うようになった」と結論づけている。

 また、今回のダルビッシュとカブスの契約合意を最初に報じた米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が、ツイッターで「ブルワーズのダルビッシュへのオファーは報道で示唆されているほどのものではなかったと関係者。交渉の壇上に彼らの存在がいたことはカブスの金額を引き上げる作戦だったかもしれない」と伝えたことにも言及。ブルワーズが興味を持っていなかったわけではないが、非公式なオファーで1億ドルには達しておらず、誰かが間違った情報をリークした可能性があるとも指摘している。

 さらに、ブルワーズがこの報道を否定しなかった理由としては、それはスターンズGMの仕事ではなく、カブスのオファー額を引き上げるならば、それでもよかったと分析。確かに、同地区のライバルの投資額が大きくなるならば、ブルワーズとしてはむしろ都合がいい。本気だったチームを少なかったとして、記事はその後、もう1人のFA市場の大物先発投手であるジェイク・アリエッタ投手をブルワーズが獲得するか検討しながら、結論を出さずに終わっている。

 いずれにしても、今季のブルワーズがカブスのライバルになることは間違いない。ダルビッシュは自身を獲得しなかったことを後悔させるような結果を残したいところだ。

(Full-Count編集部)

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