血行障害が発覚した最速154キロ・鷹18歳左腕の今 意識する同級生の存在

第3クールからA組に昇格した育成選手の長谷川宙は同級生「意識はしますよね」

 プロ2年目の18歳。「1軍で投げる」ことを2018年の目標に掲げる古谷は現状の心境を「焦らないようにしたいですね。焦りはありますけど……」と言う。その「焦り」の要因となるのが、同い年、同じ左腕の存在だ。

 育成選手の長谷川宙輝投手のことだ。聖徳学園高校から2016年の育成ドラフト2巡目で入団した同級生で、育成選手ながら大きな期待を集め、第3クールが始まった11日からはA組に昇格した。「長谷川に先に行かれているんで……。気にしないようにはしていますけど、やっぱり意識はしますよね。タメなので」と語る表情には悔しさが滲む。

 最速154キロを誇る将来性豊かな18歳の左腕。長谷川宙は最速149キロと、タイプは同じ本格派左腕だけに、どうしても意識してしまう。待ち受けるチーム内の熾烈な競争。その土俵に上がる日が、もう少しでやってくる。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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