大きな意味持つ“捕手復帰” 「4割打者」ハム近藤、紅白戦で2年ぶりマスク

栗山監督の意図を理解する近藤「チームにとってプラス」

 その意図は近藤にも伝わっている。「やっぱりキャッチャーで出られるのはチームにとってプラスですし、そこは追い求めていきたいところ」とキッパリ。「キャッチャーは一番頭を使いますし、打撃にも配球の読みを使うことができる。つながって来る部分はすごくあるので、つなげていきたいと思います」と、昨季は規定打席未達ながら.413をマークした打撃にもつなげる心構えだ。

 打撃では、さらなるバージョンアップを狙う。昨年6月にヘルニアの手術を受け、腰の不安を一掃するために体幹周りに気を配るなど、トレーニング方法も変えた。その上でバッティングの土台はそんなに変わらないながら、「去年の感覚を掴むというよりは、新たな自分に合ったいい感覚でボールを捉えられるようになるのが一番」と話す。その過程で、この日は2打席目に左翼へ二塁打、3打席目にはフェンス直撃の中越え二塁打をマーク。「どんどん振っていくことがテーマ。振って感覚のズレを修正しなければいけない中で、2打席とも修正できたのはよかった」と内容にも結果にも手応えを掴んだ。

 アリゾナでの日々は残りわずか。「みんな刺激しながら、いい競争ができている」という雰囲気を、17日から始まる名護キャンプでも続け、2年ぶりの日本一に突き進みたい。

(Full-Count編集部)

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