カブス加入に大喜び、名将マドン監督が見るダルビッシュ「彼は毛色の違う漢」

マドン監督は独特の表現で賛辞「彼は毛色の違う漢」

 チーム選びの際に最優先とした「世界一を狙えるチーム」という条件を「十分過ぎるほど満たしているチームだった」と話す。その他にも心をくすぐられた要因の1つが、知将として知られるジョー・マドン監督の存在だ。ダルビッシュは「野球をすごく楽しんでいる。人生を楽しんでいる方だなっていうイメージがある。そういう方と一緒に野球ができるのは楽しみです」と目を輝かせた。

 ダルビッシュの会見が終わった直後、エプスタイン編成本部長とホイヤーGMと共に会見に登場した指揮官は、「大胆不敵」という白抜きの漢字が躍る真っ赤なTシャツを着て登場。右腕について「彼は毛色の違う漢(おとこ)だ。あんなに背が高かったり、あんな投球フォームを持っていたり、あんな配球をする男はあまりいない。その要素を全部組み合わせた人物なんて滅多にいない」と独特の表現で賛辞を送った。

 さらに「この男がノっている時は、大体いつもノっているんだけど、奪三振投手になる。球種は多いし、ほとんど歩かせないし、長いイニングだって投げられる。我々に数多くの利点をもたらしてくれる。味方になってワンダフルだ。彼を相手にゲームプランを立てる時は、最初の2回くらいまで見ると突如『なんてことだ、長い1日なるよ』と思わされる。でも、今や味方だ」と大喜びしてみせた。

 新天地では今までにない新しい刺激を受けながら、成長することを目指すダルビッシュ。アイディアマンで「マンネリ」という言葉と対極で生きるマドン監督の下で、どんな投手、どんな人間に成長していくのだろうか。

(Full-Count編集部)

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