“汚い”から“汚すぎる”真っ直ぐに ホークス3年目育成右腕が狙う支配下の座

シート打撃はB組で登板「A組の方々が危ないから(笑)」

 キャンプでは初日から連日、ブルペン入り。打撃投手での登板なども含め、12日までブルペン“皆勤賞”だった。「去年、打たれたのは、高めにいって変化しなかった棒球になったボール。細かいコントロールはないので、高め、低めの2分割で低めにいくように意識してやってきています。低めに行けば、変化する真っ直ぐなので」。キャンプインはB組だったが、第3クールからついにA組昇格を果たした。

「A組の選手たちと練習出来て、教えてもらえることもたくさんある。そういう選手たちに追いつかないといけないし、追い抜かないと1軍では投げられないと思っているので、色々聞いて学んで、早く上で投げられるようになりたい。まずは、背番号を1桁減らしたいですね」

 多少の荒れ球もまた、野澤の武器。シート打撃はB組での登板となったが、これも本人いわく「A組の方々が危ないから(笑)」なのだとか。となれば、野澤がA組の実戦マウンドに立つのは、紅白戦か、対外試合か。140キロ台の動くストレートを武器に、背番号129はいかなるピッチングを見せてくれるのか。そして、早期の支配下昇格はなるだろうか。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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