鮮烈デビューのバティスタ、復活期待のジョンソン 2018年広島助っ人チェック
注目のバティスタとメヒア
野手は昨年からの3人。内野手のラミロ・ペーニャが放出されたが新外国人は獲得しなかった。
〇内野手
エルドレッド37歳 6年 1838打数479安打128本塁打356打点、打率.261
メヒア24歳 1年 14打数3安打0本塁打1打点、打率.214
〇外野手
バティスタ26歳 1年 125打数32安打11本26打点、打率.256
元本塁打王のエルドレッドはフル出場すればまだ30本は打てそうだが、膝に古傷があり、2014年を最後に規定打席に達していない。守備は一塁と左翼だが、外野守備はかなり厳しくなっている。昨年同様、新井貴浩との併用になるのではないか。
メヒアとバティスタはともにドミニカ共和国のカープアカデミーの出身。ともに2016年に入団し、育成枠でプレーしたが、2017年春季キャンプは揃って1軍の日南キャンプに。バティスタは6月3日に支配下登録され、その日の試合で代打本塁打、翌日も代打本塁打と劇的なデビューをし、一躍注目の的となる。11本塁打26打点。得点圏打率.409。特に広島が苦手とするDeNA戦で26打数11安打と大当たりした。今季は、開幕から主軸の活躍が期待される。昨年は内野手登録だったが、今年は外野手登録。外野守備はやや問題があるが、打撃でどこまでカバーできるか。
メヒアも8月19日に支配下登録されるが目立った活躍はできず。メヒアとバティスタは、来日以来行動を共にしてきたが、1軍デビュー1年目では差がついた。両外国人の2年目の活躍にも注目だ。
(広尾晃 / Koh Hiroo)