次クールにも初打撃投手 中日松坂が「本当に抑え気味に」進める復帰への道

ブルペン入りした中日・松坂大輔【写真:福谷佑介】
ブルペン入りした中日・松坂大輔【写真:福谷佑介】

ブルペンで変化球交え60球、「もう少し上と下のタイミングが合ってくれば」

 調整の段階が、一段階上がった。中日に入団した松坂大輔投手。沖縄キャンプ第3クール3日目の16日にブルペンでの投球練習を行うと「次のクールで(打者相手に)いきたいなと思っています」と語り、20日からの第4クール中にバッティングピッチャーを務める方向性を示した。

 前日15日の起亜戦の試合中に軽い投球練習を行なっていた背番号99。この日は投手陣の先陣を切ってブルペンに姿を見せると、気温24度の好天に呼応するかのようにボールには熱がこもった。

「徐々にですね、まだ全力ではない」といい、力の入れ具合は8~9割くらいだろうか。捕手を座らせて、カーブ、スライダー、チェンジアップ、カットボール、シュートと変化球も交え、60球を投げ込んだ。

 この日のピッチングを「(納得は)全然いかないですね。まだ体の使い方に悩んでいるところがある。体はよく動いていますし、腕も良く振れている。もう少し上と下のタイミングが合ってくれば、もう少しいいボールになっていくのになと思っています」と振り返った松坂。まだフォームに調整の余地はあるという。

慎重に慎重を重ねる右腕、「こわごわやっています」

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