次クールにも初打撃投手 中日松坂が「本当に抑え気味に」進める復帰への道

慎重に慎重を重ねる右腕、「こわごわやっています」

 一度、クールダウンのキャッチボールを挟み、再び捕手を立たせたまま、17球。さらにキャッチボールの後に立ち投げで6球を“おかわり”し、「投げながら出来なかった動きの確認ですね」とした。

 とにかく慎重に、慎重を重ねてきているプロ20年目のキャンプ。ソフトバンクで3年目を迎えた昨季もキャンプでの状態は良かった。200球超の投げ込みを行うなど、積極的に投球練習を行い、2月14日にはシート打撃登板に登板していた。オープン戦最後の登板となった3月25日の広島戦で7回無安打無失点と好投したが、そこから一気に右肩の状態が下降。回復にも時間がかかり、結局、公式戦での登板はなく1年が終わった。

 苦い過去があるからこそ、慎重だ。9日にブルペンで投球練習を行って、体の状態の良さを確認すると、そこから5日間投球練習を行わなかった。

「昨年急に状態が落ちてしまったというのがあるので、こわごわやっています。一昨日まで投げなかった、1クール分飛ばしましたけど、そういうことも含めてですね。ペースは本当に抑え気味にやっていきたいと思っています」と細心の注意を払っている。

「そろそろ打者に立ってもらって、狙いやすいような状況の中で練習が出来たらいいかなと思います。1度打者に対して投げることが出来れば、だいたいの感触は掴めると思う。バッティングピッチャーをやった後に、どれくらいに(試合で)投げられるかな、というのが自分に出てくるのでは」と松坂。慎重に事を進めながら、いよいよ実戦登板への道筋も見え始めてきた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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