前田健太がキャンプ初ブルペン 仕上がり上々、正捕手は「いい球が来てた」

正捕手バーンズも称賛「いいボールが来ていた」

 先発として迎える開幕へ向けて、調整は順調。キャンプイン後、初のブルペンでの投球練習を終え「今日はバーンズに受けてもらいましたし、まあ状態はそこそこ良かったと思います」と振り返った。

「バーンズも『いいボールが来てた』と言ってくれたので、これからキャッチャーとしっかりコミュニケーションを取って細かいところを詰めていければいいなと思いますし、ユニフォームを着て野球をするとまた体の疲れも変わったくるので、しっかりそれに慣れていって実戦形式に入っていけるように調整したいと思います」

 渡米後の2年で29勝をマーク。メジャー全体で先発して2年間で30勝以上を挙げたのは11人しかいない。つまり、前田の勝ち星は「12位」ということになる。

 ただ、前田は「勝ちは本当にね、あの…運というか、そういう部分もあると思うので。ドジャースという強いチームで勝ちをつけてもらった試合がたくさんあるので、まあ別に自分の実力ではないと思ってますし、まあ勝ち星でピッチャーの実力が決まるわけではないんで、難しいとこですね。勝ちがつけばもちろん嬉しいですけど、ただ、その勝ち星に見合ったピッチングができているかといえば、今はそうではないと思うので、それがしっかり内容が伴って勝つ回数が多くなれば思うんですけど」と謙虚に話した

 1年間ローテーションを守り、ワールドシリーズ制覇。最大の目標に向けて徐々に状態を上げていく。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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