広島ドラ1入団から8年目、30歳迎える右腕の胸中 丸坊主に見た「気合」
不本意だった17年を払拭するために
毎年、周囲から大きな期待を寄せられつつ応えられないでいる。広島カープの福井優也である。もがき続けている崖っぷちの右腕は、本気で今年にかけている。
例年のように満面の笑みで会えると思っていた。しかし様子が異なった。カープ2軍キャンプが行われている日南総合グラウンドの東光寺球場、福井の姿が見当たらない。おかしい、2軍スタートだったはずなのだが。しばらくするとその謎が解けた。なんと今キャンプ、福井は頭を丸めて臨んでいるのだ。
「気合い入ってますよ。坊主なんて何年ぶりだろう」
30歳を迎える2018年、いよいよもって危機感の高まりを感じさせる。
「でも、頭を丸めたことで『また、何かやらかしたのか?』って言う人も多いんですよ。なんでこんな誤解されやすいんですかね(苦笑)」
こういった部分はまったく変わらなくて少し安心した。