プロでもひときわ目立つ体 ロッテドラ1安田「4番・三塁」で“デビュー”&安打
試合は派手な打ち合いに、安田は初安打をマーク
場内がどよめいたのは「4番・三塁」で安田尚憲の名前がコールされた瞬間。エキシビションとはいえ、国際試合の4番を任せる。井口資仁新監督は、思い切った手を打った。
安田は第1打席は遊ゴロ、2打席目、3打席目は四球。高校生らしからぬ落ち着きで、じっくりと球を見極め、一塁へ歩いた。188センチ95キロの体躯はロッテ打線でもひときわ目立つ。
そして7回、先頭で回ってきた第4打席、速球をしぶとく右前に運んだ。これが対外試合ではプロ入り初安打。一塁で代走・伊志嶺と交代して退いた安田に大きな拍手が起こった。三塁での守備機会はなかったが、上々のデビューだろう。
この日は新外国人のペゲーロ、ドミンゲスも先発で出場。昨年最下位に沈んだロッテの新打線の片りんを披露した形だ。
試合はロッテ先発2年目の佐々木千隼が2回に一挙5点を失う乱調だったが、以後、ロッテ打線は井上の本塁打などで追いつき、10-9で勝った。派手な打ち合いに、観客は沸いた。
試合後、2月6日に台湾東部を中心に発生した地震の被災地への支援の為、石垣市主催の募金活動が行われ、両軍の選手やマスコットも参加した。
18日も石垣市中央運動公園野球場で、シリーズ第2戦が行われる。