「投」「打」、そして「走」まで…MLB指揮官をも唸らせる大谷翔平の運動能力
ソーシア監督が感銘「直感力が冴えている。反応の仕方が素晴らしい」
エンゼルスのマイク・ソーシア監督が大谷翔平投手の「運動能力」に舌を巻いた。キャンプインまで大谷のパフォーマンスを直接目にしたことがなかった指揮官は、15日(日本時間16日)のキャンプ2日目までにブルペン投球、フリー打撃と「投打」両面を間近でチェック。二刀流の才能に感心させられたようだが、何よりも感銘を受けたのは「運動能力」だという。
監督就任19年目を迎えるベテラン指揮官は、細かい動きにまで目を光らせていた。フリー打撃中に行われる走塁のチェック、投内連係、そしてウォーミングアップやクールダウンで行われるトレーニングの様子など、何気ないトレーニングから23歳の二刀流が備える運動能力の高さに気付いたという。
「走塁を見ても、ドリルを見ても、直感力が冴えていることが分かる。反応の仕方が素晴らしい。攻撃面でチームに貢献するには、走塁という部分は非常に重要だ」
日数を重ねるごとに「彼について新たな一面を学べている」という指揮官は、この過程を「マシンの性能を知る感じ。基礎を知って、そこから何ができるのかが見える」と表現する。まずは選手の個性を知り、そこから「アジャストさせるとか何かを変えるというわけではなく」、いかに個性を生かしていく作業だ。「彼が成功を収めるために、これからも継続していくこと」だとし、二刀流実現に向けて名将もいろいろな考えを巡らせていくようだ。
17日(同18日)にはマイナー選手を相手に打撃投手を務める予定。打者を立たせた投球をチェックし、また大谷に対する理解を深めていく。
(Full-Count編集部)