ホークス上林、2年連続チーム実戦第1号 父親に贈るバースデー弾に

2018年さらなる進化へ、テーマは「継続力」

 迎える2018年。工藤公康監督がキャンプイン前に発表したレギュラー6人の中に、上林の名前はなかった。定位置獲得のためには、再び競争を勝ち抜かなければならない。そして、昨季と同じ轍を踏むわけにはいかない。

 1年を通して成績を残すために「昨年はいい状態が続かなかった。いい状態を続けていかないことには、いい打率も残ってこない。印象も悪い。何とか、今年は波を少なくしたい」と、「継続力」をテーマに掲げて練習に取り組んできた。肉体も一回りスケールアップし、まずはその成果が1つ発揮された。

「相手が左投手だったのが良かったかな」とも上林は言う。昨季、右翼手の中心として起用されていたが、相手の先発が左投手の時はスタメンから外れたり、左投手に代わると代打が送られたりもした。確固たる地位を掴むために「左投手との結果は意識しています。ワンポイントで出てくる左サイドが打てなかったというのは事実なので。サイドでも打てるように、でも左投手は肩の開きを抑えられますし、今日の笠原さんのような左のオーバースローに苦手意識はない。結果を出していくしかないですね」という。

 ライバルも数多い。その中でレギュラーの座を掴むには、結果というアピールを続けていくしかない。

【動画】父親へのバースデープレゼントとなる一打に思わずガッツポーズも…鷹上林が紅白戦で完璧な一発を放つ

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