鷹の新助っ人グラシアルが合流即フリー打撃 工藤監督「打球はさすが」
練習開始前に入団会見を行ってから練習、フリー打撃では37スイング中14本の安打性
ソフトバンクに新たに加わった4人目のキューバ人、ジュリスベル・グラシアル内野手が宮崎キャンプ第4クール最終日の18日、入団会見を行い、その後チームに合流した。キャンプ地のアイビースタジアム内で会見したグラシアルは「日本に戻ってこられたのを嬉しく思います。精一杯頑張って、チームの勝利に貢献できるようにしたい」と語った。
会見後は早速、チームの練習に加わり、初のフリー打撃も行なった。約30時間の長旅の末に、前日17日に来日して、宮崎入りしたグラシアル。体調は万全ではないながらも、37スイングで14本の安打性の当たりを放った。タイプ的には中距離打者タイプで、この日も柵越えはなかったが、ライナー性の鋭い当たりを飛ばしていた。
打撃練習を見守った工藤公康監督は「打球はさすがだな、と思わせる打球を打っていた。楽しみだね。編成の兼ね合いはあるけどね」とコメント。守護神のサファテ、先発のバンデンハークに加え、リリーフのモイネロ、主砲のデスパイネの2人のキューバ人が外国人枠の中心。これに、ベネズエラ人のスアレス、キューバ人育成選手のコラスもいる。
支配下では6人目の外国人となるグラシアル。ニックネームは「ユリー」だという。三塁を本職とし、二塁、遊撃、外野とユーティリティーさを持ち「競争はどこにでもある。レギュラーを取りたい」と意気込んでいたが、果たしてどのように起用されるだろうか。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)