「面白い」個性派ルーキー2人に鷹・工藤監督も高評価 紅白戦でアピール成功
工藤監督は高橋礼を「ストレートに力がある」、渡邉を「ちょっと人とは違う」と評価
サブマリンの高橋礼と、変則左サイドハンドの渡邉雄大。現状のチーム状況を鑑みても、まず起用されるとしたら中継ぎだろう。高橋礼はアンダーハンドという特徴がある。渡邉はまずは支配下を目指すことになるが、今、嘉弥真新也が担っている左ワンポイントを狙える存在になるだろう。
2人のルーキーの投球には工藤公康監督も高評価を与えた。まず、高橋礼については「ストレートには力があると見ている。あとは緩急やコントロールなのかなと思った。アンダースローはチームにいないし、アンダーで134、5キロ出るのはいない。精度が上がれば、チームの力になってくれると思う」。
まだ育成選手の渡邉に関しても「ちょっと人とは違う曲がりの大きいスライダーと、シュートというか沈むボールというか、あれを自分の意志で投げられているのかは投手コーチに確認してもらうけど、自分で曲げているのなら、左のワンポイントとして面白いかなと思います」と評価した。
ホークス投手陣にはタレントが数多くおり、1軍枠に入るのは至難の業である。B組にも田中正義、高橋純平、笠谷俊介、古谷優人といった楽しみな若手がズラリと顔を揃えている。その競争を勝ち抜かなければいけないが、まず第1歩として、首脳陣に好印象を植えつけたことは間違いないだろう。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)