美しい海でリゾート気分も 沖縄最北端の村で行われている日ハムキャンプ
コンパクトながら一通り施設が揃う
メイングランドのかいぎんスタジアム国頭は、両翼100m、中堅122m、内野側に隣接してかいぎんフィールド国頭がある。普段はサッカー場として使用されているが、キャンプ期間中はサブグランドになる。その奥に室内練習場であるくにがみ屋内運動場には右翼側に5人が同時に投げることができるブルペンがある。
コンパクトではあるが、1軍キャンプを行うことができる施設が一通りそろっている。気温は朝10時には20度を越す暖かさ。選手の仕上がりも早く、10時30分過ぎには投手がブルペンに入っていた。
キャンプ地は海に面している。沖縄ならではの美しい海が、リゾート気分を盛り上げる。
日本ハムキャンプと言えば、多くの出店が出て、ファンでにぎわうのも名物だったが、国頭村のキャンプでは休日は数店舗が出店するが、平日は1店舗だけ。その店舗は名護市から出張販売に来ていた。店主に話を聞くと「遠いから出店も大変だが、40年にわたって続いてきた名護と日本ハムのつながりを維持したかった」とのことだった。
おすすめはやきそば。沖縄そばに使う太い麺を使って、食べ応えがある。暖かくなったこともあり、午前中からオリオンビールも売れていた。
メイングランドからサブグランドに移動する選手をファンが取り囲む。選手は丁寧にサインし、記念撮影にも応じていた。
名護市営球場は2019年に完成する。日本ハムが再び名護に戻るかどうかは未定だが、沖縄との強いきずなは、今後とも続いていくことだろう。
(広尾晃 / Koh Hiroo)