稲葉ジャパン、豪州戦へフルメンバー発表 アジアCSでMVPの西武外崎ら選出
3月強化試合に“トップチーム”集結も「若い選手を見ていきたい」
3月3、4日に開催されるENEOS 侍ジャパンシリーズ2018「日本vsオーストラリア」に向けて20日、沖縄市内で記者会見が行われ、野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督が出席。松井裕樹投手(楽天)、上林誠知外野手(ソフトバンク)ら出場選手を発表した。
12球団の春季キャンプを視察し、28人のメンバーを選んだ稲葉監督は「今回はチームとしての土台作り、若い選手を見ていきたい」と選考理由を説明。すでに第1次メンバーとして、山崎康晃(DeNA)、千賀滉大(ソフトバンク)、甲斐拓也(ソフトバンク)、菊池涼介(広島)、柳田悠岐(ソフトバンク)、筒香嘉智(DeNA)の6人が発表されていたが、昨年のWBCで主力として活躍した菅野智之投手、坂本勇人内野手(ともに巨人)らが選出されたなかった理由については「彼らの実力は十分わかっているつもり、選ばれなかったというよりは、若い選手を見ていきたい」と明かした。
昨年11月に開催された「アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」(アジアCS)は原則24歳以下、入団3年目以内(オーバーエイジ枠3人を含む)という規定の中で若手選手が中心となるチーム編成となったが、今回は年齢制限のないトップチームが集結。「先の塁を目指すスピード、世界に対抗できるパワーを持った選手。スピード&パワーを実現できるチームを目指す」と指揮官。アジアCSでMVPに輝いた外崎修汰内野手(西武)もメンバー入りした。
3月3日はナゴヤドーム、4日は京セラドーム大阪を舞台として、世界一奪還を掲げる稲葉ジャパンがいよいよ“フルメンバー”で始動する。