主砲トラウト、初めて見た大谷翔平の打撃に…「アンビリーバブルパワー」
同組でフリー打撃、大谷は60スイングで柵越え4本
エンゼルスの大谷翔平投手が19日(日本時間20日)、フリー打撃で主砲マイク・トラウト外野手と競演した。野手がキャンプに合流したこの日。初めて一緒に行った打撃練習では、強い向かい風にもかかわらず、トラウトを凌ぐ4本の柵越えを披露。これには26歳ながら2度MVPに輝いている主砲も、思わず「アンビリーバブルパワー」と驚愕せざるを得なかった。
晴天だった前日から一変し、肌寒い曇り空というあいにくの天気。野手組が合流してチーム揃ってのキャンプ初日に、大谷はまず投手として守備練習を行い、ブルペンで20球を投げた。速球、カーブ、フォークを投げ、時折ボールが浮く場面もあったが、「日に日に良くなっているんじゃないかと思いますし、小分けにして1日置きに入るって形もなかなかやってこなかったので、不慣れな部分はありますけど、思ったよりもスムーズに入っていると思います」と振り返った。
この後、打撃ケージでトス打撃を行うと、トラウト、ジャスティン・アプトン外野手、コール・カルフーン外野手、クリス・ヤング外野手と同組でフリー打撃。風速9.8メートルという強風の影響で、前の組でフリー打撃をした通算614本塁打を誇るアルバート・プホルス内野手ですら、40スイングのうち柵越えはゼロ本で、フェンス手前で失速して落ちる打球を悔しがった。
大谷は最初のラウンドこそ柵越えはなかったが、2ラウンド目に左翼へ大きな当たりを飛ばすと、3ラウンド目にも1本、4ラウンド目にも1本をフェンスの向こうに叩き込み、見守ったソーシア監督らを唸らせた。グラウンドを移動すると、今度はマシンを相手にフリー打撃。ここでも1本柵越えを披露し、合計60スイングで柵越えは4本だった。