「オオタニ効果?」 エンゼルスが右翼フェンスを3メートル下げると発表
昨季までの約5.5メートルから約2.4メートルに変更「ファンがより楽しめる」
エンゼルスは20日(日本時間21日)、今季から本拠地エンゼルスタジアムの右翼フェンスを約3メートル低くすると発表した。左打者の大谷翔平の打撃にも好影響を与えそうだ。
昨季まで右翼フェンスにある黄色い本塁打境界線は高さ18フィート(約5.5メートル)に引かれていたが、今季から8フィート(約2.4メートル)に変更することになった。黄色い境界線は右翼から、フェンスの角度が変わる中堅の位置まで引かれる。
エンゼルスのビリー・エプラーGMは変更の趣旨について、「右翼の本塁打境界線を変更することで、エンゼルスタジアムでファンがより楽しい経験を得ると同時に、打者にも投手にも公平な環境を生み出すことができる」とコメントした。
ヤンキースタジアムやフェンウェイパークは右翼フェンスが低く、右翼への本塁打が出やすい球場として知られるが、今季からエンゼルスタジアムでも右翼への本塁打が増えることになりそうだ。
日本時代から左方向への本塁打も多いとはいえ、当然、左打者の大谷にとってはプラス。米CBSスポーツは早速、「ショウヘイ・オオタニ効果? エンゼルスが右翼のフェンスを10フィート下げる」とのタイトルで速報。コール・カルフーン、ルイス・バルブエナといった同じ左打者の名前も挙げつつ、「もちろん、(チームには)ピッチャーでDHのショウヘイ・オオタニもいる。彼は左打ちで、過去2年間の525打数で30本塁打を放っている」と伝えた。
(Full-Count編集部)