日本人所属球団が2、3、4位に…米メディアがMLB球団の最新ランキング発表

ヤンキース・田中将大、ドジャース・前田健太、カブス・ダルビッシュ有(左から)【写真:Getty Images】
ヤンキース・田中将大、ドジャース・前田健太、カブス・ダルビッシュ有(左から)【写真:Getty Images】

ヤンキースは「恐ろしいほど素晴らしい」、ドジャースはローテに不安?

 今年、メジャーで最も強いチームはどこなのか。今オフはFA市場の動きが遅く、未契約の選手が多く残っているため、まだ戦力は出揃っていない中ではあるが、米CBSスポーツが最新のパワーランキングを発表した。各球団の強さを純粋に評価、格付けしており、日本人が所属する球団が上位にきている。

 1位は昨季世界一のアストロズ。投打にメジャー最高レベルの戦力を揃えるが、オフにはパイレーツのエース右腕ゲリット・コールをトレードで獲得。ジャスティン・バーランダー、ダラス・カイケルらと強力な先発ローテーションを形成することになり、穴は限りなく小さくなった。

 そして、2位にはそのアストロズに昨年のア・リーグ優勝決定シリーズで惜しくも敗れたヤンキースが入った。ナ・リーグ本塁打王のジャンカルロ・スタントン外野手をマーリンズからトレードで獲得し、ア・リーグ本塁打王のアーロン・ジャッジ外野手と強力大砲コンビが誕生。ゲーリー・サンチェス捕手ら他にも能力の高い打者が多く、寸評では「オフェンスとブルペンは恐ろしいほど素晴らしい」と称えている。

 コールやダルビッシュ有投手の争奪戦に参戦しているとも伝えられながら、先発投手の補強はならなかったが、ベテラン左腕のCC・サバシアと再契約。昨季のプレーオフで圧巻の投球を見せた田中将大投手には、昨季覚醒したルイス・セベリーノ投手とともにローテを牽引する活躍が期待される。

 昨年、ワールドシリーズでアストロズに敗れたドジャースは3位。記事では「素晴らしいチームであり、明らかにワールドシリーズ優勝候補だ」としながら、「しかし、彼らのローテーションは本当にそこまで信頼できるだろうか」と不安材料も指摘している。エースのクレイトン・カーショーについては「世界最高の投手は過去2シーズン、背中に故障を抱えている」と言及。さらに「リッチ・ヒルは今年38歳になり、2007年以降136イニングを超えたことがない。アレックス・ウッドは後半あまり良くなかった。柳賢振は怪我の問題が多い」と次々と不安な点を挙げている。

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