江夏豊氏が松坂大輔の復活熱望「俺は大の松坂ファン」「2桁勝ってほしい」
伝説の名投手が松坂に熱烈エール「心から頑張れよと」
野球評論家の江夏豊氏が22日、中日・沖縄キャンプを訪れ、復活をかける松坂大輔投手にエールを送った。横浜高校時代から松坂の投球を見続けていたという江夏氏は「俺は大の松坂ファンだから。個人としては2桁勝ってほしい」と期待を込めた。
シーズン400奪三振、江夏の21球など数々の伝説を残した名投手が沖縄・北谷公園野球場に姿を見せた。お目当てはもちろん、「平成の怪物」松坂大輔だ。この日、前日(21日)に初のフリー打撃登板を行った右腕はノースロー調整だったが、本球場に隣接する投手小屋で江夏氏は松坂と対面し言葉を交わした。
「過去の栄光を捨ててまでやっている。心から頑張れよと。納得するまで投げて、野球道を磨いてほしい」。時間にして約10分。プライドを捨て、現役の道を選んだ右腕に熱い言葉を投げかけた。
ここまで大きなケガなく順調にキャンプを消化している松坂。1軍のマウンドで再び輝きを取り戻す姿を江夏氏は心待ちにしている。「松坂の再起はファンが注目している。日本全国の野球ファンにその姿を見せてほしい」。西武時代のような150キロの直球で打者を圧倒する投球スタイルは厳しいかもしれない。だが、これまでの実績、経験は本人だけでなく、チーム全体にもプラスになるはずだ。
今シーズンの勝ち星を報道陣から問われると「それは神のみぞ知ること。ひょっとすると2桁勝つかもしれないし、1試合も登板がないかもしれない。でも、個人としては2桁勝ってほしい」と完全復活に期待を込めた。
(Full-Count編集部)