ドラ1鈴木も驚いた「凄いボール」 中日の最速151キロ18歳右腕は期待大

左足が地面に着く前に独特の動きをする石川の投球フォーム

「現時点での全力は出せたかなと思います。自分の悪いところは力が入っちゃうところなので、力を入れずにバランスを意識して投げました。手応えは良かったです」

 初の1軍でのブルペンをこう振り返った右腕から投じられるボールは素晴らしい。

 この日は真っ直ぐを中心に45球を投げ込み、弾けるようなミット音をブルペンに響かせていた。最速151キロのストレートは威力十分。まだコントロールの粗さは見られるものの、相当のポテンシャルの高さを感じさせる球筋だった。途中からは隣で1位の鈴木が投球練習を開始。石川は鈴木のボールを「えげつないボールを投げていましたね」と語っていたが、鈴木から石川の球に対して「すげえボール投げているなと思いました」という感想が口をついた。

 石川の面白さは、そのフォームにもある。左足が地面に着く前に独特の動きをする。体をスウェイさせてきて、左足が着地しそうになったところで、ワンテンポ遅れる動きをする。打者にとっては若干タイミングが取りづらそうな投手だ。

 まだまだ体は細身で、まずは体作りが最優先だろう。1年目はしっかりプロで戦える体を作り上げることが求められる。「慌てるなと言われているので、アピールするよりも、この1年は怪我なく終えられたらいいかなと思っています」と石川。鈴木翔太や小笠原慎之介、柳裕也、そしてドラフト1位の鈴木といった20歳台前半で将来性豊かな投手の名前が挙がる中日。3年後、5年後も楽しみになる投手の顔ぶれだ。石川翔。即戦力とはいかないものの、期待大の選手である。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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