「負けスタート」が吉兆も? 「オープン戦初戦」とシーズン順位の関係

一方で王者ホークスは…

◯王者・福岡ソフトバンクの牙城を崩すカギはオープン戦初戦

 ここ5年で3回の日本一に輝くなど、強豪チームとして絶対的な存在感を示す福岡ソフトバンク。しかし、そんなチームでも10年間で2回のBクラス(2008年、13年)を経験している。そして、その年の「オープン戦初戦」結果は以下の通り。

2008年2月23日:福岡ソフトバンク1‐4広島●
2013年2月23日:福岡ソフトバンク2‐10埼玉西武●

 先に述べた2チームとは異なり、Bクラスとなった2シーズンともに、福岡ソフトバンクはオープン戦初戦に敗れている。反対にそれ以外のシーズンはオープン戦初戦から強さを見せ付けており(6勝3敗1分)、その牙城を崩すには、開幕前から気が抜けない。

 今回は、オープン戦初戦に注目していくつかの「ジンクス」ともいえるデータを紹介した。あくまで、この10年の勝敗とシーズン成績を結び付けたものであり、100パーセント信頼に足るようなものではない。

 しかし、オープン戦初戦からシーズンと同じように熱を持って試合を見ることができれば、より充実したシーズンを送れるはずだ。ここで紹介したデータを頭の片隅に置いて、いつもよりひと月ほど早い「開幕」を迎えてみるのも、悪くないのではないだろうか。

・各チームのオープン戦初戦
北海道日本ハム…2月24日、対中日(北谷)
楽天…2月24日、対広島(沖縄)
埼玉西武…3月3日、対広島(佐賀)
千葉ロッテ…3月3日、対北海道日本ハム(札幌ドーム)
オリックス…3月3日、対横浜DeNA(京セラドーム大阪)
福岡ソフトバンク…3月3日、対阪神(ヤフオクドーム)

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY