元Gマイコラス、OP戦初登板で炎上6失点も前向き「新しいチーム、新しい国だから」
新天地カージナルスでのオープン戦デビューは2回途中6失点
カージナルスでのオープン戦初先発登板で2回途中6失点と乱調に終わったマイルズ・マイコラス投手。25日(日本時間26日)、昨季ワールドシリーズ(WS)王者のアストロズ相手に初回4失点を喫するなど初黒星を喫した。これを受け、本人は「次の登板までの課題が見つかった」と前向きに語っている。地元紙「セントルイス・ポストディスパッチ」電子版が伝えている。
昨季まで巨人に所属したマイコラスは今オフ、カージナルスと2年総額1550万ドル(約16億5000万円)で契約。日本での活躍によりメジャー契約を勝ち取った右腕は地元紙で特集記事が組まれるなど現地でも大きな注目が寄せられていた。
その中で上がったオープン戦初マウンド。しかしマイコラスは初回2死から連打を浴びて失点すると若手有望株のタッカーに3ランを被弾。2回もスプリンガーのタイムリー二塁打などで2点を失い、1回2/3で7安打2奪三振1四球6失点と課題が残る登板となった。
そんな右腕の初登板を地元紙は「カージナルスのマイコラスは7-3で敗退した試合で6失点し、苦しいデビューに直面」との見出しでレポート。マイコラスは記事の中で「最も理想的な(デビュー戦の)形ではなかった。スプリングトレーニングはいくつかのことに取り組み、早めに修正するための時間だからね。次の登板までの課題が見つかったよ」と前向きに振り返り、「今日は何球か高めにいってしまっていた。ストライクゾーンの低めにコントロールして、変化球の制球もよくしていきたいね」と反省点を口にしている。
また、「ストライクゾーンに少し入り過ぎたのかもしれない。彼ら(アストロズ)はボールが先行しているカウントで直球を多く打っていた。少し予測しやすかったね。こういった状況で何球か変化球を投げたり、変化球のキレをよくすることも恐らくできたはずだ」とも話している。
一方、カージナルスの球団公式サイトでもこの試合をレポート。マイコラスが「新しいチーム、新しい国だからね」と話し、「試合に出て、打席に立つ打者たちを見て、(自分の投球に関して)修正点が見つかったのはよかったよ」と語ったことを伝えている。
日本球界からメジャー復帰を果たした29歳はきっちりと課題を修正し、新天地で輝きを放つことができるか。
(Full-Count編集部)