MLB公式が全30球団の布陣予想 田中1番手、大谷2番手、野手は日本人ゼロ
ヤンキースの大砲は打線で2人続かず?
FA市場でNO1評価を受け、カブスと契約したダルビッシュ有投手はジョン・レスターに次ぐ先発2番手。カブスはすでに、レスターが開幕投手を務めると発表した。3番手はホセ・キンタナ、4番手はカイル・ヘンドリックス、5番手はタイラー・チャッドウッドというハイレベルなローテーションで、クローザーには昨季ドジャースのワールドシリーズ進出に貢献したブランドン・モローの名前が入っている。
また、ドジャースの前田健太投手は先発4番手の位置付けとなった。エースのクレイトン・カーショー、2番手のリッチ・ヒル、3番手のアレックス・ウッド、5番手の柳賢振と、昨年とほぼ同じローテだ。
そして、田中はヤンキースの先発1番手とされた。開幕投手争いが注目されているルイス・セベリーノは2番手。こちらも、3番手ソニー・グレイ、4番CC・サバシア、5番手ジョーダン・モンゴメリーと、昨季と同じ顔ぶれが並ぶ。一方で、打線はパワーアップ。注目の新加入ジャンカルロ・スタントン外野手は「4番・DH」で、アーロン・ジャッジは「2番・右翼」となっている。大砲2人は並ばず、3番に左打者のグレッグ・バードを挟むという予想だ。そして、5番に強打の捕手ゲーリー・サンチェスが入っている。
NPBからの移籍組では、ダイヤモンドバックスのクローザー候補に平野の名前がある。ブラッド・ボックスバーガー、アーチー・ブラッドリーと守護神を争うと見られている。また、巨人からカージナルスに移籍したマイルズ・マイコラス投手はカルロス・マルティネス、マイケル・ワカ、アダム・ウェインライトに次ぐ先発4番手。西武からパドレスに移籍した牧田和久投手、日本ハムからレンジャーズに移籍したクリス・マーティン投手はイニング終盤を任される可能性が高いが、ラインナップ、先発ローテ、クローザーを掲載したこの特集には名前は挙がっていない。
さらに、特集に名前の出てこない日本人ではマーリンズの田澤純一はブルペンで重要な役割を担うことになり、マリナーズにマイナー契約で残留した岩隈久志は5、6月のメジャー復帰が見込まれている。もちろん、ここからFA選手を獲得して更なる戦力アップを遂げるチームも多くなるはずだ。
(Full-Count編集部)