楽天移籍の岸に変化、セはDeNA2年目左腕に注目 2018年奪三振王は誰に?

セの有力候補は…

〇セ・リーグ

1浜口遥大(De)9.90(123.2回136奪三振)
2メッセンジャー(神)9.76(143回155奪三振)
3畠世周(巨)8.96(72.1回72奪三振)
4マイコラス(巨)8.95(188回187奪三振)
5石田健大(De)8.75(106回103奪三振)
6岩貞祐太(神)8.54(98回93奪三振)
7今永昇太(De)8.51(148回140奪三振)
8能見篤史(神)8.35(128.1回119奪三振)
9菅野智之(巨)8.22(187.1回171奪三振)
10薮田和樹(広)8.02(129回115奪三振)
11ジョーダン(中)7.99(74.1回66奪三振)
12小笠原慎之介(中)7.94(119回105奪三振)
13小川泰弘(ヤ)7.91(124回109奪三振)
14原樹理(ヤ)7.88(131.1回115奪三振)
15ウィーランド(De)7.58(133回112奪三振)
16九里亜蓮(広)7.50(116.1回97奪三振)
17小野泰己(神)7.21(78.2回63奪三振)
18大野雄大(中)7.13(147.2回117奪三振)
19秋山拓巳(神)6.95(159.1回123奪三振)
20岡田明丈(広)6.92(141.2回109奪三振)

 セは奪三振率9.00以上の投手が2人。三振の山を築くパワーピッチャーはあまりいない。昨年はマイコラスが奪三振王になったが、今年はMLBに移籍。奪三振率で見れば、2年目の浜口が有力だ。昨年は規定投球回数に届かなかったが、昨年の奪三振率のままなら180回を投げれば198奪三振になる。今回の侍ジャパン強化試合は辞退となったが、万全の状態で開幕を迎えられれば、期待は膨らむ。

 メッセンジャーは、毎年3000球近くを投げる抜群のスタミナを誇る。昨年は故障で終盤に戦線離脱したが、万全の状態であれば有力候補だろう。奪三振率は低いが、圧倒的な安定感でイニング数を稼ぐ菅野も有力だ。奪三振率が9.00を超えたのは2016年の1度だけだが、昨年も奪三振数は2位だった。

 このランキング以外では、阪神の藤浪晋太郎に注目。2015年に221奪三振でタイトルを取ったが、ローテーションを維持すれば、奪三振数は増える。彼の復活にも注目したい。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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