イチロー6年ぶり古巣復帰 MLB公式が選出、マリナーズでの名場面トップ8は?
伝説の「レーザー」もランクイン「ファンは復帰にワクワクしている」
5番目は2007年のオールスター。この時、イチローは球宴史上初のランニングホームランを記録し、MVPに選出されている。スライディングもせずに悠々とホームインしたイチローについて、特集では「これは壮観だ」と称賛している。
伝説の「レーザービーム」は6番目に入った。「イチロー相手に走ってはいけない。絶対にだ。これがその理由だ」と振り返ったのは2001年4月11日の敵地アスレチックス戦。相手の一塁走者テレンス・ロングは味方のライト前ヒットで果敢に三塁を狙ったが、イチローがライトから衝撃的な送球を見せる。
ロングはタッチアウト。実況が「何てことだ! イチローがレーザービームのストライク」と絶叫した伝説の名シーンで、強肩イチローの代名詞となった。外野からの送球に「レーザービーム」という言葉が使われるようになったのは、このときから言われている。
7番目では、客席の女性ファンがイチローとの触れ合いで狂喜乱舞状態になる動画を紹介。「彼がファンをショック状態にした瞬間もあった」と絶大な人気ぶりを振り返っている。
そして、最後の8番目に入った名場面は、マリナーズの一員としての活躍ではなかった。昨年4月19日、イチローはマーリンズの一員としてセーフコフィールドに凱旋。3連戦最終戦の9回最終打席に右中間スタンドにホームランを叩き込んだ。マーリンズとマリナーズ時代の人形が並ぶダブルボブルヘッド人形も来場者にプレゼントされた“イチロー祭り”の華麗なフィナーレに、スタンディングオベーションが沸き起こった。
「どちらのチームで彼がプレーしていようが問題ではない。彼はマリナーズのファンからも暖かいスタンディングオベーションで歓迎された。シアトルへ、おかえりなさい、イチロー。ファンが復帰にワクワクしていることを我々は知っている」
会見では古巣への復帰を「とてもハッピー」と語った44歳。特集ではその英雄の復帰を早くも歓迎していた。
(Full-Count編集部)