感じる「熱」と「可能性」 元G村田修一が加わる栃木というチーム

栃木は小山市で15試合を開催する【写真:山岡則夫】
栃木は小山市で15試合を開催する【写真:山岡則夫】

宮地ヘッドコーチ「栃木の恵まれた環境をどう活かすか」

 17年、栃木は小山市で15試合を開催(うちNPB3軍との交流戦1試合)。実質の本拠地のような存在である。それに応え行政側も立ち上がった。老朽化した小山運動公園野球場の改修にいち早く取り組む姿勢もみせた。照明灯を新規に設置し、スコアボードの電光掲示化などにも取りかかる。また廃校となったかつての小学校を球団が練習場として使用。校庭はプロレベルがしっかり練習できるほどまでに整備され、体育館は室内練習場となっている。

 ヘッドコーチを務めるのは元西武などで活躍、05年にはベストナインも獲得した宮地克彦だ。

「独立なので施設など恵まれていないのは最初からわかっている。でもそんな中でうちは本当に恵まれていると思う。こんな環境の中でしっかり野球に打ち込めないならうまくならない」

「BCはルールで3年しかプレーできない。独立もプロだけど、NPBというプロとの分岐点。その先、野球を続けた方が良いのか、選手自身に気付かせるのも我々の仕事だと思う。そのために栃木の恵まれた環境をどう活かすか」

 NPBに選手を輩出するのが最大の目標だが、勝利も求められる。非常に難しい役割を任せられたのはホークスで外野手としてプレーした初代監督・辻武史。

高みを目指そうとしている栃木の野球

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