イチローのマ軍復帰に米記者「嬉しくなった」「野球の仕方を教えてくれる」
「見かけによらないパワー」「外野からの送球は純然たるレーザー」
しかも、イチローはスピード溢れる究極のアベレージヒッターというだけではない。試合前のフリー打撃では、軽々と柵越えを連発。オールスターのホームラン競争出場を望む声は根強い。記事では、メジャー通算117本塁打、現役2位の通算509盗塁というデータに触れつつ、「スピードと見かけによらないパワー。加えて外野からの送球は純然たるレーザーだ」と、パワーと強肩ぶりについても称えている。
村上雅則氏が日本人初のメジャーリーガーとしてプレーし、野茂英雄氏がパイオニアとして切り拓いたメジャーへの道。ただ、MLB初の日本人野手として海を渡ったイチローを超える選手はいない。いや、もう出てこないかもしれない。
タレンダー記者は、最近は日本だけでなく韓国からもメジャー挑戦者が出ていることに言及。「しかし、イチローは特に素晴らしい」として、10年連続オールスター選出、10年連続ゴールドグラブ賞獲得、10年連続200安打達成、12年連続20盗塁以上といった数々の偉業を紹介。そして、「彼のキャリアが日本で始まった際に、この国に来ていたらどうなったであろうか? オリックスで記録した1278安打をメジャー通算に加えると、計4358安打になる。ピート・ローズの4256安打よりも上だ」と、安打数が“世界一”であることも伝えている。
メジャー歴代22位の通算3080安打を誇るイチローは、21位のキャップ・アンソン(3081安打)までは「1」、20位のデーブ・ウィンフィールド(3110安打)までは「30」、19位のアレックス・ロドリゲス(3115安打)までは「35」と迫っている。
タレンダー記者は「忘れてはならないのは、終わりが近づいているものの、イチローは今年、この安打数を増やすことができるということだ」と期待を寄せる。メジャー史に名を刻む男の現役生活は、まだまだ終わらない。
(Full-Count編集部)