元鷹ジェンセンが驚異の活躍 オープン戦13試合でメジャー2位の5本塁打
今季は米ジャイアンツとマイナー契約、招待選手で開幕メジャー目指す
昨季ソフトバンクでプレーしたカイル・ジェンセン内野手が、米オープン戦で大暴れしている。9日(日本時間10日)までに13試合で16打数6安打、打率.375。だが、この6安打のうち、なんと5本がホームランという離れ業を演じている。
ソフトバンクでは1軍ではわずか6試合の出場にとどまり、主に2軍生活を強いられた。今季からは再び戦いの舞台をアメリカに戻し、米ジャイアンツとマイナー契約。招待選手としてメジャーキャンプに参加し、開幕メジャーを目指している。元々パワーが魅力の強打者という触れ込みだったが、この春は秘めたる才能が一気に開花。6安打で5本塁打、さらには8四球を選んで、出塁率.600、長打率1.312という驚異の数字をマークしている。
昨季は地区最下位に低迷したジャイアンツは、オフに戦力補強に乗り出した。トレードでアンドリュー・マカッチェン、エバン・ロンゴリアらを獲得するなど、打線に厚みをつけた。内野は三塁ロンゴリアの他、一塁ベルト、二塁パニック、遊撃クロフォードと、ほぼ固定されているが、控え野手として開幕メジャーの座を掴む可能性がある。もしジャイアンツでの競争に敗れても、他球団から声が掛かることもあるだけに、思う存分アピールし続けたいところだ。
(Full-Count編集部)