450本超えは史上1人…「中距離打者」の指標、二塁打を積み上げた選手たち
450二塁打達成は過去にわずか1人だけ…
〇400二塁打 過去12人
福浦和也(ロ)384本 残16本(7本)
新井貴浩(広)384本 残16本(14本)
福留孝介(神)352本 残48本(20本)
400二塁打は過去12人しか記録していない大記録だ。今季可能性があるとすれば、新井貴浩だろう。福浦和也はあと38本に迫った2000本安打に挑戦する過程で、達成の可能性も見えてくるだろう。
〇450二塁打 過去の達成は立浪和義だけ(487二塁打)
松井稼頭央(西)410本 残40本(2本)
今年、楽天から古巣の西武に復帰した松井は、現時点で歴代9位の410二塁打を打っている。過去にNPBでは30二塁打以上を6回記録。39歳の2014年にも32二塁打を記録している(このほかMLBでは通算124二塁打)。史上でも有数の二塁打打ちではある。しかし、今季西武で松井稼頭央はコーチ兼任であり、出場機会は限定されるだろう。その中でどれだけ二塁打数を刻むことができるだろうか。
二塁打は、打率が良く、俊足でライナー性の打球を飛ばす「中距離打者」の指標だとされる。ここで紹介した顔ぶれも、多くがそのカテゴリーに属する打者だ。二塁打は大きな注目は集めないが、いわゆる「快打」を表す指標として今季も注目したい。
(広尾晃 / Koh Hiroo)