打率3割中盤は必要? NPB目指す村田修一、BCリーグで求められる成績は

BCリーグからNPB入りした外国人の多くが打率3割中盤をマーク

 そこで、BCリーグからNPB球団入りした主な助っ人外国人選手のNPB入り直前の打撃成績を見てみよう。

群馬 フランシスコ・カラバイヨ(2010年途中、2015年にオリックスへ)
2010:39試合147打数52安打15本塁打46打点29三振22四球 打率.354
2014:63試合240打数95安打33本塁打87打点39三振37四球 打率.396

石川 クリス・カーター(2013年途中に西武へ)
29試合91打数31安打3本塁打17打点8三振25四球 打率.341

群馬 ヨヘルミン・チャベス(2015年途中オリックスへ)
34試合123打数37安打4本塁打24打点29三振14四球 打率.301

新潟 ミッチ・デニング(2015年途中ヤクルトへ)
2014:72試合252打数81安打12本塁打68打点34三振46四球 打率.321
2015:18試合74打数20安打1本塁打14打点17三振10四球 打率.270

石川 ネルソン・ペレス(2015年途中阪神へ)
30試合111打数36安打7本塁打24打点25三振18四球 打率.324

石川 アウディ・シリアコ(2017年DeNAへ)
68試合274打数91安打15本塁打53打点29三振19四球 打率.332

新潟 ダリル・ジョージ(2017年オリックスへ)
63試合228打数75安打9本塁打57打点31三振41四球 打率.329

富山 フランシスコ・ペゲーロ(2018年からロッテへ)
70試合297打数115安打20本塁打52打点40三振23四球 打率.387

 BCリーグからNPB入りした外国人選手たちは、かなり高い打撃成績を残している。打率3割超は当たり前、シーズンあたりとなると、20~30本塁打前後になる本塁打を放っている選手も多い。それでも、NPB入り後に活躍出来たと言える外国人選手はいないのが実状。NPB復帰、そして再び存在感を示すためには、栃木でかなりの好成績を残す必要があるだろう。

 ちなみに、オリックスに2度在籍したカラバイヨは昨季も群馬ダイヤモンドペガサスでプレーしており、打率.375、32本塁打78打点の成績をマーク。元巨人、楽天のジョン・ボウカーは岩村明憲氏が監督を務める福島ホープスに在籍し、打率.384、24本塁打70打点の好成績を収めている。

 村田が新天地に選んだ栃木。BCリーグは4月7日に開幕し、前後期を戦う。NPBの登録期限は7月31日。それまでに村田修一はどれだけの成績を残し、NPB球団へその打撃力をアピールすることが出来るだろうか。

(Full-Count編集部)

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