苦戦が続く“打者”大谷 打率1割も打撃コーチ楽観「正しい方向に進んでいる」
ヒンスキー打撃コーチ「正しい方向に進んでいる」
エンゼルス大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、米アリゾナ州グッドイヤーでのインディアンス戦に「7番・DH」で先発。2打数無安打1死球と苦しみ、オープン戦の打率は1割ちょうどとなった。内角球の対応を強いられている二刀流について、エンゼルスのヒンスキー打撃コーチは「打席を重ね続けることが大事。正しい方向に進んでいる」と見守る姿勢を貫いた。
昨季のサイ・ヤング賞右腕コーリー・クルーバーと対戦したこの日は、第1打席に右足首付近に死球を受け、第2打席にはバットを折りながらの二直。4番手トーレスと対戦した第3打席は空振り三振だった。いずれの打席も内角攻めに苦戦したが、打撃コーチは「メジャー投手の生きた球を数多く見て、レギュラーシーズンに向けての準備をしてもらう場」と話し、心配する様子はない。
打撃練習も含め、「短めのスイングで、足をあまり上げないようにすれば、内角にも対応しやすい」とアドバイスを送ったというが、「打率や数字は気にしていない。今は結果ではなく、打席での再現性を高められるか。そしてメジャー投手の球を見ることが大事」とプロセスを重視。「そのうちたくさんヒットが出ればいい」と焦らず段階を踏ませるようだ。