イチロー、右ふくらはぎ張りで検査 マ軍監督「数日で復帰」の見通し
15日ジャイアンツ戦で途中交代、サービス監督「開幕に健康でいてほしいだけ」
14日(日本時間15日)のオープン戦で右ふくらはぎの張りを訴えて途中交代していたマリナーズ・イチロー外野手について、スコット・サービス監督は15日(日本時間16日)、検査を受けたことを明かしつつ、順調に回復していると説明した。
イチローは14日のジャイアンツ戦で「1番・左翼」でスタメン出場。1回の守備に就いたものの、右ふくらはぎの張りにより打席には立たず、代打を送られた。まさかのアクシデントにスタンドでは「イチローはどうしたんだ」などの声が上がっていた。
翌日に取材に応じた指揮官は、同じく試合で途中交代したセグラとイチローについて「今日の時点では特に新しく入ってきた情報はないね。検査を受けていて、2、3日の間、プレーすることはないだろう。イチローにとっては数日プレーできないのは辛いかもしれないね。今朝起きて、大分よくなっていたということは聞いた。今後どうするかをまた報告するよ」と説明した。
イチローはスプリングトレーニングの途中で加入しており、オープン戦もこれが3試合目。今回の離脱により同選手への評価が変わるかと問われた指揮官は「必要があって彼を獲得した以上、シーズン中もプレーはするだろう。起用法についても考えていくが、イチローは数日でまた復帰してからラインアップに名前を連ねると思うよ」と復帰後も継続的に起用していく方針を示し、「スプリングトレーニングで5割打てとか盗塁を7個しろとかいうんじゃないから……。開幕に健康でいてほしいだけだ」と話した。
チームメイトのデー・ゴードンも「昨日はビックリしたよ」と話しながらも、「でもイチローは大丈夫だよ」と語り、早期の復帰を願っていた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)