名捕手モリーナ、「キャノン」で“鬼牽制” MLB公式サイトが“警告”「走るな」

カージナルスのヤディアー・モリーナ【写真:Getty Images】
カージナルスのヤディアー・モリーナ【写真:Getty Images】

打撃でも2本塁打含む4安打の大暴れ「あらゆることを成し遂げた」

 カージナルスのヤディアー・モリーナが16日(日本時間17日)のマーリンズ戦で大暴れした。2本塁打に加えて、一塁への牽制で相手走者を刺すなど、攻守両面で存在感を発揮。強肩を誇る名捕手の持ち味でもある“抜け目のない”牽制をMLB公式サイトも動画付きで紹介し「キャノン」と称えている。

 この日、カージナルスは2チームにわかれてオープン戦に臨んだ。元巨人マイコラスが先発したナショナルズ戦ではなく、右腕ワカが登板したマーリンズ戦で先発マスクを被ったモリーナ。バットでは2本塁打を含む4安打3打点3得点と打ちまくったが、やはり守備でも見せ場を作った。

 2点リードで迎えた8回。2死一塁の場面で3番手右腕レオンが2球目を投じる直前にチラリと一塁方向に視線を送る。そして、ボールをキャッチするとすぐさま立ち上がり、素早い腕の振りで牽制。ドンピシャリのボールに一塁走者のバンスライクは戻りきれず、アウトとなった。モリーナらしい抜け目のないプレーに球場は沸いた。

 地元テレビ局の実況は「牽制しました。ヤディ、あらゆることを成し遂げました。ヴァン・スライクを牽制で刺し、2本塁打、4打数4安打を記録しています」と、この日の大活躍を絶賛。また、MLB公式サイトのプエルトリコ版ツイッターは「ヤディアー・モリーナのキャノンが一塁走者の不意を突く。我々は言ってきた、走るなと」と言葉を添え、この動画を投稿した。

 現在の契約が満了となる2020年シーズン終了後に現役を引退する意向を示しているモリーナ。ただ、ゲームを支配するほどの絶大な力は全く衰えることがない。

【動画】MLB公式サイトが“警告”「走るな」 名捕手モリーナが鬼牽制で一塁ランナーを仕留める!

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