4つの外国人枠をどう使う!? 12球団助っ人陣、開幕1軍争いの現状は?

阪神の4人はほぼ確定? セ・リーグは…

【広島】
◎ジョンソン、ジャクソン
○エルドレッド、メヒア
△カンポス、バティスタ

 セ・リーグ3連覇を狙う広島。ローテを担うジョンソンとセットアッパーのジャクソンは当確。残る2枠の競争が熾烈だ。昨季までの実績からエルドレッドの開幕1軍は有力だろうが、オープン戦で強烈にアピールしているのがメヒア。3試合連続本塁打を放つなど9試合で32打数11安打3本塁打、打率.367と結果を残している。新助っ人のカンポスはオープン戦で好投を続けていたが17日の楽天戦で1回2失点と課題を残した。バティスタは死球による骨挫傷で遅れをとっている。

【阪神】
◎マテオ、ドリス、メッセンジャー、ロサリオ
△モレノ、呂彦青

 昨季2位に終わった阪神は4枠の外国人枠はほぼ固まっていると言える。開幕投手に決まっているメッセンジャー、そして鉄壁のリリーフ陣を形成したマテオ、ドリスの2人のリリーバーは今季も不可欠な存在。新助っ人のロサリオはオープン戦では苦戦しているものの、今季の打線の軸となるだけに外せない。モレノは枠の問題もあり、マテオ、ドリス、メッセンジャーの3人に故障などがあった場合のバックアップ的な役割となるだろう。

【DeNA】
◎パットン、ロペス
○バリオス、エスコバー
△ソト、ウィーランド

 外国人の競争が熾烈なチームの1つがDeNAだろう。セットアッパーのパットン、主砲ロペスは今季もチームの中心。ウィーランドが右ひじ痛を訴えており、残る2枠を新助っ人のバリオス、ソト、そして昨季途中から在籍しているエスコバーで争う。現状ではバリオスとエスコバーが有力か。先発候補のバリオスはオープン戦で先発した2試合ともに好投。ソトも打率.317、2本塁打と結果を残しているが、内野は一塁・ロペス、大和、宮崎、倉本でほぼ固まっている。

【巨人】
◎マシソン、ゲレーロ、マギー
○カミネロ
△ヤングマン

 2014年以来、4年ぶりのリーグ制覇を狙う巨人は5人の外国人を抱える。セットアッパーのマシソン、主軸のマギー、そして補強の目玉で、中日で昨季本塁打王に輝いたゲレーロは当確。残り1枠は、現状では昨季の守護神カミネロが有力か。マイコラスの後釜として獲得したヤングマンが13日のソフトバンク戦で5回10安打5失点と結果を残せず、競争から後退。カミネロも翌14日に1回で3点を失ったが、昨季の実績から1歩リードしているか。

【中日】
◎ジー、ビシエド
○アルモンテ
△ガルシア、モヤ

 先発ローテを担う新助っ人のジー、主砲のビシエドは当確。アルモンテも開幕1軍入りは有力だろう。残り1枠を先発のガルシア、大砲のモヤのどちらになるか。モヤはオープン戦打率1割台に沈んでおり、さらに先発ローテ候補の投手たちの多くが結果を残せていない現状を考えれば、13日の西武戦で3回1安打無失点と好投したガルシアが、最後の枠に滑り込む可能性が高いか。

【ヤクルト】
◎ブキャナン、ハフ、カラシティー、バレンティン
△アルメンゴ

 最下位からの巻き返しを図るヤクルトは今季5人の助っ人外国人が在籍。中日から移籍したアルメンゴ(中日時代の登録名はジョーダン)がキャンプ中に上半身のコンディション不良で離脱したため、上記の4人の開幕1軍が確実だろう。昨季から在籍する先発のブキャナン、バレンティンは今季もチームの核。ハフもオープン戦で好投している。

(Full-Count編集部)

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