防御率27.00&打率.100…米記者、大谷の“開幕マイナー”は「筋が通ってる」

「スカウトはオオタニの球が通用すると信じている」も…

 同記者は「今のところ、金曜日が最悪の先発となった」と、この日の投球を振り返った上で、あるナ・リーグのスカウトが「彼は23歳だ。彼は恐らくメジャーリーグでスタートするべきではない」と話していたことも紹介している。

 大谷がマイナーで開幕を迎えるべきだというのは、決してネガティブな意見ではない。記事では「一様に、調査の対象となったスカウトはオオタニの球がメジャーリーグのレベルで通用すると信じている」とも指摘。素質は申し分ないが、まだ適応段階であり、時間が必要だというのだ。それは打撃にも共通するもので「より大きな問題は(開幕まで)2週間もない中で彼が同時に打撃のタイミングをつかみ、安定して投球できるようになるのかということである」と言及している。

 また、「もしオオタニが4月12日以降に(メジャー)召集されると、エンゼルスは29歳のシーズンまで彼を球団に置くことができる。もし彼らが信じる姿にオオタニがなれば」ともレポート。メジャー契約が4月12日以降となれば1年分(レギュラーシーズンのうちの172日間)に届かず、MLB在籍期間6年で得られるフリーエージェント(FA)の権利取得を1年遅らせることができる“メリット”もあるというのだ。

 モーラ記者は「彼の降格は筋が通っている。短期間での活躍は素晴らしいものだ。しかし長期間なら、さらに良い」と締めくくっている。しっかり助走期間を設け、メジャーでより長く活躍するための準備を整えるべき――。ビリー・エプラーGMらエンゼルスの首脳陣も大谷はまだ育成段階との見解を示しているが、開幕前にどのような結論を出すのだろうか。

(Full-Count編集部)

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