ブレーブス20歳、OP戦打率.432もマイナー降格 大谷と“同等評価”の超有望株
田中からも本塁打放ったアクーニャ、16試合で4本塁打&11打点&4盗塁も…
ブレーブスの超有望株、ロナルド・アクーニャJr外野手が19日(日本時間20日)にマイナーに降格となった。オープン戦ではヤンキースの田中将大投手から豪快弾を放つなど、16試合出場で打率.432、4本塁打、11打点、4盗塁、OPS(出塁率+長打率)1.247と圧倒的な成績をマーク。しかし、開幕は3Aで迎えることになりそうだと、MLB公式サイトが伝えている。
ベネズエラ出身の20歳は昨年1Aと2Aと3Aで通算打率.325、21本塁打、82打点、44盗塁を記録。オープン戦では打率.083、防御率27.00と苦しむ二刀流・大谷翔平投手(エンゼルス)と並ぶ超有望株と評価されている。MLB公式サイトの若手有望株格付けコーナー「MLBパイプライン」の今季プロスペクト(有望株)ランキングでは大谷に次ぐ2位。また、権威ある野球専門誌「ベースボール・アメリカ」ではアクーニャが1位、大谷が2位だった。
また、2日(同3日)のヤンキース戦では田中からセンター右への豪快弾をマーク。地元メディアは、アクーニャが「タナカのような手ごわいピッチャーと対戦できて興奮した。不運にもチームは勝つことはできなかったが、自分のできることをやり続けたい。全力を尽くして、チームの勝利に貢献したい」とコメントしたことなどを紹介していた。
MLB公式サイトは「月曜日のブルージェイズ戦後、アレックス・アンソポロスGMはアクーニャに、マイナーキャンプへの合流を伝えた。20歳の外野手は過去数週間、メジャーリーガー相手に感銘的な数字を残してきたが、シーズンは3Aで迎えることが目されている」とレポート。球団にとっては、メジャー昇格が4月13日以降になれば、フリーエージェント(FA)の権利取得が1年伸ばせるというメリットがあることも伝えている。
また、アンソポウロスGMの「タイムフレームなどは特に設けていないんだ。現時点では試合に出場させ、ルーティーンを確立させる必要がある。間違いなく彼は印象に残る活躍を見せた。彼がこれまで通りの取り組みを続ければ、再びこの場所に戻ってくるだろう。願わくばとてもすぐにね」というコメントも紹介。期待値の高さがうかがえる。
開幕メジャーはならなかったものの、オープン戦で強烈なインパクトを与えた超有望株のデビューの日は近そうだ。