“不良債権”処理&即放出のはずが…ドジャース復帰の強打者が定位置奪取へ

“不良債権”処理が目的のトレードには批判噴出だったが…ロバーツ監督が描く「大きな絵」

 一方、ブレーブスは今季年俸2150万ドル(約22億8500万円)だったゴンザレスを獲得直後に解雇。もっとも、トレードはゴンザレスがこの「移籍直後に解雇」という条件を受け入れ、トレード拒否権を放棄したから成立したもので、ドジャースでもブレーブスでもない新天地での再出発のチャンスを得た強打者はその後メッツに加入した。ブレーブスはカズミアー、マッカーシー、カルバーソンという戦力を獲得したものの、両球団がケンプ、ゴンザレスという“不良債権”化していたかつてのスター選手を“処分“するために成立させたような取引には、批判の声も上がっていた。

 ただ、ドジャースにとって“嬉しい誤算”とも言うべきか、ケンプはオープン戦で大活躍。一方で、25歳のジョック・ピーダーソンが打率.167、OPSは.477と絶不調で、ケンプのレギュラー奪取は現実味を帯びている。2003年にドラフト6巡目でドジャースに加入し、2011年には打率.324、リーグトップの39本塁打、126打点を記録しながら、その後は成績が落ちて放出された元スター選手が復活すれば、ロサンゼルスが大きな盛り上がりを見せることは間違いない。

 記事では、ケンプはこれまでよりも絞った体型でキャンプに現れたことに触れつつ、「セオリー通りであれば、ケンプは少なくとも外野のプラトーン候補に浮上するが、現実問題としてロバーツ監督はもっと大きな絵を描いているかもしれない」と指摘。レフトでの併用(プラトーン)ではなく、まさにレギュラー、主軸の一人として活躍する可能性があるというのだ。

 ロバーツ監督が、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」の取材に対して「彼はこれまでも間違いなくプラトーン起用される選手ではなかった。マットに関しては、プラトーン起用は考慮されないだろう」と話していることも、同サイトは紹介している。30年ぶりの世界一へ、4年ぶりに復帰したベテランがキーマンとなるかもしれない。

(Full-Count編集部)

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