王貞治ミュージアムで内川聖一展を開催「初心に戻った気がする」
トロフィー類も多数展示「いくつになっても、もらえるように」
ヤフオクドーム内にある王貞治ベースボールミュージアムで20日から「内川聖一 特別展示~歩んだ道のり そしてこの先へ~」が始まり、内川聖一本人が会場を訪れた。
内川聖一展には、幼少の頃から現在に至る道のりを写真やパネルで紹介。高校(大分工)時代のユニホームをはじめ、プロで使用した用具類やこれまでに獲得した賞のトロフィー塁も多数展示。王貞治会長や工藤公康監督をはじめ、松田宣浩、上林誠知らのコメントもパネルで紹介されている。ひと通り展示を見て回った内川は「高校時代のユニホームとか残ってたんだな、と。甲子園に出れなくなった時点で『もういらんわ』と思ってたのに。あの時の悔しさを思い出すし、初心に戻った気がします」と笑顔を見せた。
「ここまで来るのに何もかもがうまくいったわけじゃない。プロでレギュラーを取るまでに7年かかった。人間誰でもうまくいかない時もあるし、同じ思いをしている人にも、今ある結果だけじゃなくて、ここまでの経過を見ていただければと思う」
内川は通算2000本安打まで残り25本に迫っているとあって、シーズン開幕から注目が集まることは必至。同展にも数々のトロフィーが飾られているが「いくつになってもそういうの(賞)がもらえる選手でありたい」と、感慨深げに語った。
同展は6月24日まで開催される予定。入場には王貞治ベースボールミュージアムの入場料(大人1000円、中学生以下400円)が必要となる。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)