「出ちゃいましたね」オリ小田が人生初満弾も開幕1軍へ「走塁面も必要」
小田が放った強烈な一発に福良監督は「続けていくことが大事」
オリックスの小田裕也外野手が20日の広島戦(ほっと神戸)で人生初の満塁ホームランを放った。
6点リードの8回1死満塁から右翼席へ強烈な一発を放ち「初めてです。人生で。出ちゃいましたね。自分はホームラン打者じゃないので」と、困惑しながらも開幕1軍に向け大きなアピールとなった一打を振り返った。
広島・カンポスが投じた3球目。甘く入ってきた142キロの直球を逃さず強振した打球は一直線で右翼席に飛び込んでいった。7回の第1打席では空振り三振に終わっただけに「ずっと状態は良かったので、何とか1本出てよかった」と安堵の表情を見せた。
今シーズンの外野陣は吉田正、ロメロ、宗、そして一塁も併用するT-岡田が当確している。途中出場のプロ4年目が見せた一発に福良監督も「今日のようなものを続けていくことが大事になる」と目を細めた。
開幕1軍に向け、熾烈な外野争いが続いているが小田は「競争が激しいのはチームの状態にも繋がっていくので、シーズン通してもできるようにしたい。打つ方も必要だが、1軍に居続けるには自分は走塁面も必要。足は誰にも負けないようにしたい」と力を込めた。