開幕へ不安を残したホークス東浜 工藤監督が漏らした不満と要求
工藤監督が漏らした不満と要求
工藤公康監督もまた、この日の右腕の投球には不満を漏らした。試合後、指揮官は「コントロールが、というより、自分の投げるシンカー、カーブが思い通りにいっていないところがあった」と分析。そして東浜に対して、ある思いを語った。
「僕の中では少し甘くなっても球威で抑えられるピッチャーになってほしい。打者によっては真っ直ぐで勝負するのも必要。要はメリハリだよね」
変化球に頼り、変化球でかわすのではなく、力尽くで打者をねじ伏せることも大事で、そういう投手になってほしいという。力強いストレートがあればこそ、高速シンカーをはじめとする変化球も、より生きるというもの。チームの柱となるべき存在だけに、変化球に頼った小ぢんまりとした投手ではなく、スケールの大きな投手となることを願った。
3日の西武戦に向けて、次週はファームでのウエスタン・リーグ広島戦(27日、由宇)に調整登板することになるであろう東浜。シーズン最初の登板まで、実戦機会はあと1回。どこまで状態を取り戻すことができるだろうか。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)