「出ちゃいました」中日ドラ1鈴木博が156キロ! 鷹打線を零封「自信ついた」
セットアッパーとして期待、中村晃は外角カットで見逃し三振
中日のドラフト1位ルーキー鈴木博志投手が、プロ入り最速となる156キロをマークした。21日、ヤフオクドームで行われたソフトバンクとのオープン戦。1点をリードした8回にマウンドに上がった右腕は、走者こそ出したが、1イニングを無失点に封じた。
驚きの数字を叩き出した。セットアッパーとして期待されている鈴木。8回にマウンドに上がると、その初球だった。球界を代表するヒットメーカーである内川聖一への初球は、なんと156キロをマーク。右前安打を許したボールも154キロを計時し、詰まらせた当たりだった。
内川の代走・福田が盗塁を失敗して1死となったが、デスパイネには中堅フェンス直撃の二塁打を浴びた。それでも、中村晃には外角低めいっぱいに決まる“フロントドア”のカットボールで見逃し三振に。松田宣浩には四球を与えたが、最後は代打・高田知季を三邪飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。
プロ入り後最速となる156キロを叩き出した右腕は試合後「本当ですか? 見てなかったです。出ちゃいましたね。意識はしていませんでした」。昨季日本一のホークス打線の主軸と対戦して無失点に抑えたことに「自信がついたので、自信を持ってこれから投げられる」と語っていた。