OP戦復帰で2三振のイチロー 実戦勘不足解消に指揮官「着実に打席に」
3月に入って古巣へ電撃復帰、オープン戦出場はまだ4試合だけ
21日(日本時間22日)に行われたブルワーズ戦で実戦に復帰したマリナーズのイチロー外野手。右ふくらはぎの張りを訴えたため、途中交代した14日(同15日)のジャイアンツ戦以来、この日が1週間ぶりのオープン戦出場だった。
「9番・左翼」で先発。同点の3回、先頭打者として打席に立ち、左腕サターの前に空振り三振。2点リードの4回に立った第2打席も空振り三振に倒れた。5回の守備でベンチへ退き、この日は2打数ノーヒット、2三振に終わってオープン戦初安打とはならなかった。
3月に入ってから古巣マリナーズへの電撃復帰が決まったイチロー。復帰が決まるまで自主トレこそ行っていたものの、当然、実戦への出場はできず、11日(同12日)のレッズ戦が今季初実戦だった。そして3戦目のジャイアンツ戦では初回の守備に就いただけで交代。打席に立ったのは、復帰戦となったブルワーズ戦を含めて、3試合だけとなっている。
開幕が目前に迫る中、イチローの実戦勘の不足は心配されるところ。マリナーズ公式サイトでは「イチロー、カノ、ロマインが怪我から復帰する」との見出しで記事を掲載。その中で、スコット・サービス監督は「着実にイチローを打席に立たせていかなければならないね。彼のスプリングトレーニングはこれまで短いものになってしまっているし、脚の怪我の影響で、(打席での)タイミングを掴むのにしばらく時間がかかることになる。だから明日、彼を出場させることでができるといいね」とコメントしている。
「こういった(イチローやカノ、ロマインら)選手たちを2~3試合続けて出場させ始めたいと思っているよ」とも指揮官は語っている。3月29日のインディアンスとの開幕戦までにオープン戦も残すところ5試合。イチローはどこまで感覚を取り戻すことが出来るだろうか。
(Full-Count編集部)