千賀は緊急降板、菅野万全 12球団、開幕投手&開幕候補の仕上がりは?
西武・菊池は寝違えの影響感じさせずに5回零封、中日・小笠原は3回1失点
○西武vsDeNA(メットライフドーム)
菊池雄星 5回66球2安打5三振0四球0失点
石田健大 6回99球5安打6三振1四球4失点
昨季のパ2位とセ3位の対戦。万全の仕上がりを見せたのが、昨季のパ最多勝の菊池だ。5回を投げてわずか66球。2安打5三振無失点とほぼ完璧な内容だった。首の寝違いの影響も感じさせなかった。一方の石田は初回に浅村、山川、中村に3者連続本塁打を浴びるなど、4点を失い、課題を残した。
○巨人vs楽天(東京ドーム)
菅野智之 4回67球3安打6三振2四球0失点
則本昂大 6回102球5安打7三振3四球0失点
球界を代表する2人の右腕による豪華な対決となった巨人と楽天の一戦。共に開幕投手に決まっている両投手は、さすがの投球を見せた。菅野は4回67球で被安打3。6つの三振を奪った。則本はこの日先発した12投手の中で唯一100球を超える102球を投げた。5安打3四球と走者は出したものの、生還は許さず。7つの三振を奪った。
○オリックスvs阪神(京セラドーム大阪)
西勇輝 6回95球3安打4三振0四球1失点
メッセンジャー 6回86球6安打6三振1四球3失点
こちらも開幕投手に決まっている2人の投げ合いに。西は6回95球を投げて、初回に許した1点のみに封じた。3安打1失点と上々の投球で、順調な仕上がり。メッセンジャーは4回に集中打で3点を奪われた。だが、浴びた6安打のうち5本が4回に許したもの。そこ以外はまずまずの投球だった。
○日本ハムvsヤクルト(札幌ドーム)
ロドリゲス 5回89球6安打3三振1四球2失点
ブキャナン 3回56球2安打1三振2四球1失点
外国人投手の投げ合いとなった日本ハムとヤクルトの一戦。開幕投手の候補のロドリゲスは初回にバレンティンに2ランを浴びたが、2回から5回まではゼロを並べて5回6安打2失点だった。ヤクルトのブキャナンは2安打2四球1失点、短めの3回56球でマウンドを降りた。
○中日vsロッテ(ナゴヤドーム)
小笠原慎之介 3回53球1安打1三振3四球1失点
涌井秀章 5回90球7安打3三振0四球1失点
中日の開幕投手候補に挙がっている小笠原は3回1失点。許した安打は1本だったが、3つの四球を与えるなど制球面に課題を残した。涌井は5回90球を投げて1失点。7安打を浴び、1回から4回まで毎回走者を背負ったが、粘り強く投げて、失点は4回に松井雅の左犠飛で許した1点のみだった。
(Full-Count編集部)