東京五輪、野球&ソフトの予選形式決定 野球はプレミア12で2か国に出場権

侍ジャパン・稲葉篤紀監督【写真:Getty Images】
侍ジャパン・稲葉篤紀監督【写真:Getty Images】

それぞれ6か国ずつが出場、ソフトボールは今年8月の世界選手権で1か国が決定

 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は24日、フランス・パリのフランス国内オリンピック委員会本部で執行委員会会議を行い、2020年東京五輪の野球・ソフトボールの出場国を決める予選大会の詳細を発表した。

 それぞれ6か国が出場する東京五輪。開催国の日本を除く、野球、ソフトボールの出場国は以下のように決まることになった。

○野球
 東京五輪の出場国が最初に決定するのは、2019年11月に開催される「WBSCプレミア12」。この大会の最終順位において、アメリカ大陸諸国の最上位1か国、同じくアジア・オセアニア地域の最上位1か国が東京五輪の出場権を獲得する。プレミア12へ出場するするのは、2018年の最後に発表されるWBSC野球世界ランキングの上位12か国となる。

 プレミア12で出場権獲得を逃した国は、各地域の予選に回る。アフリカ・ヨーロッパ予選は、2019年ヨーロッパ野球選手権の上位5か国と2019年アフリカ野球選手権の優勝国の計6か国で行われ、優勝国が出場権を獲得する。

 8か国で争われるアメリカ大陸予選には、プレミア12で出場権を獲得出来なかった全てのアメリカ大陸の国が出場。残る枠には2019年にペルーの首都リマで行われるパンアメリカン競技会の上位国が入り、優勝国が東京五輪出場権を獲得する。

 最後の1枠はインターコンチネンタル予選によって争われる。アフリカ・ヨーロッパ予選の2位、アメリカ大陸予選の2位と3位、2019年アジア選手権大会の上位2か国(出場決定国を除く)、2019年オセアニア予選の優勝国の計6か国で競われ、優勝国が6枠目の出場権を掴む。

○ソフトボール
 最初に出場国が決まるのは、2018年8月に千葉で開催される予定の2018WBSC世界女子ソフトボール選手権。この大会の優勝国が、まず東京五輪の出場権を獲得する(日本が優勝した場合は準優勝国が出場権を獲得)。

 2019年ヨーロッパソフトボール選手権の上位6か国と2019年アフリカソフトボール選手権の上位2か国で行われるアフリカ・ヨーロッパ予選は優勝国が五輪出場権を獲得。最大で16チームが出場するアメリカ大陸予選では優勝、準優勝の2か国が東京五輪に出場する。

 アジア・オセアニア予選は8か国で争われ、優勝国が出場権を獲得する。この予選には、2019年アジアソフトボール選手権の上位6か国と2019年オセアニアソフトボール選手権の上位2か国が参加する。

(Full-Count編集部)

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