前田健太、トラウト被弾の裏話明かす ベンチの大谷を「見たら打たれた」
25日のエンゼルス戦に先発し、5回4安打2失点と好投した
25日(日本時間26日)に行われたエンゼルス戦で、オープン戦最後のマウンドに上がったドジャースの前田健太投手。5回を投げ、4安打2失点と開幕に向けて仕上がりが順調であることを感じさせた。失点は変化球の失投をコザート、トラウトに打たれたソロ本塁打によるもの。そこ以外は上々の内容だった。
試合後に「見たらホームランを打たれた」と明かし、報道陣を笑わせたのは、エンゼルスの主砲トラウトに被弾した場面だ。4回の先頭打者として迎えると、低めのワンバウンドにしようとしたカーブがわずかに高くなり、ストライクゾーンに入った。それを逃してはくれず、打球は左中間スタンドへと消えた。
この直前、右腕が「見た」というのは、この日は出場がなく、三塁側のエンゼルスベンチの端で試合を観戦していた大谷翔平のこと。試合前からベンチにいる大谷に気づいていたというマエケンは「何回か見ましたね。1回、目が合いました」。この4回が始まる直前にも、視線を送っていたというが、その直後に1発を浴び「次からは見ないようにしました」と苦笑いだった。
同じロサンゼルスを本拠地とするドジャースとエンゼルス。前田のドジャースはナ・リーグ西地区、大谷のエンゼルスはア・リーグ西地区に属し、インターリーグの「フリーウェイ・シリーズ」で対戦。今季は7月6日(日本時間7月7日)からエンゼルスタジアムで3試合、同13日(日本時間14日)からドジャースタジアムで3試合が組まれている。
「シーズンでチャンスあると思うので、対戦出来ればいいなと思います。(今は)お互い調整段階だと思うので、その中で対戦するよりも、シーズン中に対戦できた方が楽しいのかなと思いますね」と、大谷翔平とのシーズン中での対決を熱望した前田。日本を代表する2人の対戦は、実現するだろうか。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)