清原、松坂はケタ違い 歴代スター選手たちも苦労した高卒1年目の難しさ

世界のホームラン王、王貞治はルーキーイヤーは7本塁打

 今季からエンゼルスでプレーする大谷翔平の1年目は投手としては3勝、打者としては打率.238、3本塁打。どちらかと言えば、打者の方で結果を残した。マリナーズに復帰したイチローの1年目は打率.253。ウエスタンリーグでは打率.366という結果を残していたものの、1軍での成績はそこまでのものではなかった。こう見ると、清原和博、松坂大輔の成績が頭一つ抜けている。

 ちなみに、高卒で世界の本塁打王となった王貞治氏(現ソフトバンク球団会長)の1年目の成績は以下。

〇王貞治(早実)

94試合193打数31安打7本塁打25打点 .161

3盗塁24四球72三振 長打率.316 

 世界記録となる868本のアーチをかけてきた王氏だが、1年目に放った本塁打は7本だった。

 球界を代表するスターたちでも、高卒1年目から活躍するのは至難の業であることが良く分かる。将来の球界を背負って立つ逸材たち。その花を大きく開かせるときまで、ゆっくりとその成長を待ち、見守りたいものである。

(Full-Count編集部)

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