打者・大谷の1年目を米記者が辛口予想「本塁打は5本未満」「時間が必要だ」

大谷への単独インタビューも行った経験を持つバリー・ブルーム記者【写真:編集部】
大谷への単独インタビューも行った経験を持つバリー・ブルーム記者【写真:編集部】

打者・大谷を辛口評価「メジャーの好投手からほとんどヒットを打っていない」

 大谷は日ハム時代の2016年に22本塁打を記録。故障で出遅れた昨季は8本塁打だったが、打率は.332という好成績を残している。だが、打者としてのメジャー1年目は苦境を迎えるだろうと、バリー氏は予想している。

「オープン戦の段階では、メジャーの好投手からほとんどヒットを打てていない。レッズのホーマー・ベイリー、コーリー・クルーバー(インディアンズ)、カーショー(ドジャース)もそうだ。本当に苦しい。そこから少しレベルを落とした投手にも苦しんでいる。この打率では厳しい。日本でヒット打つのとメジャーで打つのは明らかに事情が異なる。多くの野手が日本からメジャーにやってきたが、本当に活躍したのはイチローと松井(秀喜)だけだ。打者として成功するのは、よりハードルが高いんだ」

 オープン戦では11試合で32打数4安打。打率は.125だった。昨年のワールドシリーズで奮闘したヒルからヒットを放ったが、メジャーのエース級、さらには一線級ではないレベルの投手にも大谷は対応できていないと見ている。日本人で活躍した野手はマリナーズのイチロー外野手と元ヤンキースの松井秀喜氏という経緯から、打者・大谷が直面しているハードルの高さを指摘した。

「現時点で二刀流については議論にならない。なぜなら、まだまだ修正しなければいけない部分が多すぎる。今、経験している全てが、今後の彼にとってプラスになると思う」

 名物コラムニストからの激辛エール。大谷はバットで不安の声を吹き飛ばすことができるだろうか。

(Full-Count編集部)

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