ホークス工藤監督、開幕へ心境吐露「1キロか2キロくらい痩せたんじゃないか」
日本一連覇かかるソフトバンク
2年連続の日本一へ、長く厳しい戦いが始まる。ディフェンディングチャンピオンであるソフトバンクホークスは3月30日、本拠地ヤフオクドームにオリックスを迎え、2018年シーズンの開幕戦を戦う。就任4年目を迎える工藤公康監督は、29日の前日練習を終えると、共同インタビューに応じ「ちょっと引き締まるものがありますね。1キロか2キロくらい痩せたんじゃないかと思うくらい、引き締まるものがありますね」と、開幕を翌日に控えた心境を語った。
この日の練習前に作られた円陣。選手、スタッフが集まる中で、工藤監督は開幕戦のスターティングラインアップを読み上げた。「ここまでやってきてオープン戦含め(結果を)残してきた人もいる。期待してという選手もいる。ハッキリさせたほうがいいところがある」。オープン戦終盤には上林誠知を2番に据えることもあったが、開幕戦は2番にオープン戦で好調を維持していた本多雄一が入り、上林は9番に入ることになるようだ。
右上腕部の張りで、オープン戦最後の登板を3回で降板した千賀滉大も、状態が回復したため、予定通り開幕戦のマウンドに送り出す。「(大丈夫だと)報告を受けています」と話し、また、臀部の筋損傷でオープン戦最後の2試合を欠場した中村晃外野手についても「明日は最初から行ってもらいます。大丈夫ですけど、再発する怖さもあるので、代えるところでは代えます」と出場を明言。「6番・左翼」で先発する見込みとなった。
怪我人が続出した捕手は、甲斐拓也捕手と育成から昇格した堀内汰門捕手の2人体制とした。昨季、急成長した甲斐にかかる負担が大きくなるが、指揮官は「(期待は)大きいです。高谷くんが戻ってくるまでは1人で頑張るんだという気持ちで頑張って欲しい。甲斐くんにはもう1つ成長して、大きくなってもらいたい」という。
「勝ったら、チームが勢いに乗る。もし負けたとしたら143分の1として、すぐ切り替えればいいと思っています。昨年と同じように1試合1試合、目の前の試合を戦っていく。3連戦なら勝ち越し、1か月でも勝ち越しを目指して、目の前の試合に全力を出していくと、みんなにも話をしました」という工藤監督。「もう1頂!」をスローガンに掲げる今季、歓喜の瞬間を再び目指して戦っていく。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)